失業保険を受け取る前、就職が決まるとお祝い金をもらえると聞いたのですが、
就職ではなく長期バイトでもそのお祝い金はもらえるのでしょうか?
「再就職手当」がその“お祝い”に該当するでしょう。ただし、ある一定期間内は職安からの紹介が必要など条件がありますので、ご確認なさってください。
2008年4月1日から働き、2009年2月27日で自己都合で退職しました。
会社の給料は20日締めで、2月20日~2月27日分の給料の明細が届きました。3月分の給料ですが、雇用保険が引かれていました。この場合は失業保険はもらえますか?
3月分の給料って?
2月27日で辞めて、2月の給料の間違いなのでは?

2月27日で自己都合で辞めた場合には現行法では失業給付は受けられません。
自己都合退職の場合は1年以上の雇用保険加入が必要です。
会社都合等の場合には6か月以上の加入で給付が受けられるのですが。

ただ、今国会で雇用保険法の改正が決議待ちになっています、今月末可決で4月から自己都合退職でも半年の加入で支給対象になることも含まれています、法改正に注目してみてください。

【補足】
昨年4月から雇用保険料を払っていれば12か月になりますね、給付を受ける条件を満たしていることになります。
離職票を元の会社から受取りハローワークで手続きをしてください。
但し、実際に給付金が支払われるのは概ね4か月後です、手続き後7日間の待機期間があります、そこから自己都合退職者は更に3ヶ月の待機期間があります、そして失業認定日にハローワークに出向き認定を受け3日~1週間後に初めて振込されます。
定年後に失業保険がもらえるって本当ですか?
失業保険をかけて働いていて、そのまま仕事を辞めなかったり、
辞めても失業保険を受給しなかったりすると、
定年後にいくらか戻ってくると聞きました。
本当なんですか?
その場合、支払った失業保険の金額に対して
どの程度が戻ってくるんでしょうか?
多分回答はあなたのイメージと違うと思います。答えは以下の通り。
①定年退職でも失業保険はもらえます。しかしあくまでも「再就職の意思があること、再就職活動実績があること」が必要です。これは普通の退職者、求職者と同じです。
②「これまでかけていた雇用保険が一部戻ってくる」というイメージじゃありません。これも普通の退職者と同じで、退職前の6か月間の平均賃金で決められ最高は1日7800円前後です(毎年変わります)。受給期間も定年退職者は最大で150日間です。支払った雇用保険の総額に対して何%という計算ではありません。
③ただし60-64歳の方で厚生年金の特別支給を受ける方は失業手当との同時受給はできません。どちらかの選択です。
一般には失業手当の額が大きいと思いますので、150日間は失業手当が有利と思います。
④65歳以上は年金との同時受給ができます。また失業手当も一時支給だけとなります。
⑤「やめても失業手当を受給しないと定年後戻ってくる」、は誤解です。手当の受給期間は、普通最大でも離職後1年+30日です。定年後はさらに1年延長が可能、病気などの場合も3年延長が可能です。この期間中に受給しなかった分が定年後戻ってくるのはありえません。
ただ、失業手当受給期間がまだ1/3以上残っている段階で再就職したら、残りの分の一部(30%)が再就職手当の名目で一時支給されます。これも定年と関係ありません。

要は、定年でも定年じゃなくても失業手当の受給条件はあまり変わらず、60歳を超えると年金と一緒にはもらえないだけ制限がある、のです。
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